アウトプット仮説 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第25問 / 60
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
Sさんは日本のドラマを大量に見て聴解力は高いが、話す練習をほとんどしてこなかったため、会話になると簡単な文もすぐに口から出てこない。
この状況の説明として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ① 理解可能なインプットに加えて、実際に話す・書くアウトプットの機会が、産出の流暢さや正確さの発達には必要だと考えられる
スウェインのアウトプット仮説は、話す・書く過程でこそ「言いたいのに言えない」という自分の穴への気づきや文法的な処理が起き、流暢さ・正確さが磨かれると考えます。理解(受容)と産出では使われる処理が異なるため、「聞けば分かるのに話せない」のは自然なことです。Sさんの豊富なインプットは大きな財産であり、それを土台に発話の機会を計画的に組み込むことが有効な支援になります。